Pay It Forward

ペイ・フォワード [DVD]

ペイ・フォワード [DVD]

中学生の時に初めて観て以来、忘れられない映画。 3年に1度くらいは観てる。

なんといっても少年トレバーの表情が最高。 世の中なんてクソだ。台詞が無くても思ってるのが伝わってくるくらい。

ペイバックではなくペイフォワード。 恩を返すのではなく次に渡していく。 1人が3人に渡し、その3人もそれぞれ3人ずつ渡していく。 1人から始まる恩渡しの連鎖はまさにねずみ算式に大きくなっていく。

渡されていく瞬間がすごく暖かい。 優しい気持ちにしてくれる。

世の中なんてクソだ。 そう思う度に見返す価値がある作品。

るろうに剣心

バイト先のシェフの勧めで一気に観た。 初めて佐藤健が完璧にハマっていると思った。

座頭市とか、十三人の刺客とか、侍映画は大好きで、 だからこそ、少年漫画の実写化なんて、、、と小馬鹿にしてたけど。

これは面白い。 漫画を読んだことないからこそ素直に楽しめたのかもしれないけど。

佐藤健の強い希望で共演が実現したという福山雅治、声小さいけどかっこよかった。 声がすごく聞き取りにくいけどかっこよかった。

あと、神木隆之介は剣術のスペックを使っているようにしか見えませんでした。

南極料理人

南極料理人 [DVD]

南極料理人 [DVD]

相棒のおすすめ映画ということで観てみた。 主演の堺雅人の表情はリーガル・ハイの古美門研介の寝起きのままのような感じ。 優しくて、まめで、料理にすごいこだわりを持っている、コックさん。 日が経つに連れ、髪が伸びていく様はまさに南極に閉じ込められている感じ。

わがままで個性的な調査隊の人たちはみな彼の作るご飯が大好きみたい。 全員が食卓に揃って、「いただきます」をしてから食べるというのもすごく良い。

不本意にも連れて来られた南極の奥地。 そこで長く過ごし、たくさんの料理を作り、南極料理人の仕事をやりきった後、南極を去る日がやってくる。 いつしか使い慣れてしまった調理場を片付け、いざ去ろうというときの彼の達成感と寂しさの混じった表情がなんとも言えず良い。

南極の寒さに引き立てられて、料理や人の暖かさにほっと心休まる作品でした。

ふがいない僕は空を見た

ふがいない僕は空を見た

ふがいない僕は空を見た

女による女のためのR-18文学賞大賞、というなんとも興味深い受賞歴にそそられて読み始めた。

窪美澄という作家さんの作品自体初めてだった。
第一部の「ミクマリ」を読見終えたときは正直もう読むのをやめてしまおうかと思った。それくらいストレートな性的描写にちょっと引いてしまった。

でも読み進めていくうちに、章ごとにバトンタッチして変わっていく主人公のキャラクターや、ストーリーの繋がりが見えてくるときの快感にはまってしまい、気付いたら読み終えていた。

それぞれの人物の弱さとか足りなさがちゃんと描写されていて、ちゃんと救いもある。

個人的には、助産院や出産について多く書かれていた点、特に救われない命について、悩み考えるお母さんの台詞が好きだった。

文庫版だと巻末の解説が重松清で、これまたいい文章書いてるんだな。

渇き

渇き。

渇き。


狂気!
悪の教典とどっこいのグロさ!

しかし後味の悪さでは悪の教典には敵わないな。

あとオチが地味だ。

食べて祈って恋をして

食べて祈って恋をして。

主人公の職業をライターにしておけば、心の中の語りみたいなものが詩人的でもなんか許される気がする。仕事をほっぽりだして旅に出てもどうにかなりそうだし。いいよなあ、ライター。


食べて祈って恋をしていた。
食べて祈って恋をする旅だった。
旅いいよなあと、この映画を観て旅行欲が湧いてくるようにできてる。バリ島すごーく行ってみたくなるようにできてる。

冷静に考えれば、夢見がちでいつもきっかけやらチャンスを待ってばかりいて、旅をすれば何かが変わると思っている、ありがちな女子大生みたいな感じなんだけど。
それでもうまくいくのが映画なんだよねえ。



しっかしニューヨーカーならもうちょっとはでにいろいろして欲しかったな。


噂のモーガン夫妻

SATCのキャリー役、サラジェシカパーカーとラブアクチュアリーの大統領役、ヒューグラント主演の映画。

殺人とか殺し屋とか物騒な話題も出てくるけど、100%ラブコメでしたね。

気軽に観られて、スカッとして終わるし、たまにはこういう映画も必要。


サラジェシカパーカーはやっぱりニューヨーカーでした。安心したぜ。