ジェントルマン


ジェットコースターが最初の坂をゆっくり登っていく途中で、

「あ〜乗んなきゃ良かった」

なんて後悔するんだけど止めることも降りることもできなくて、

いよいよてっぺんまで登りつめて、ゆっくり落ち始める瞬間で終わっちゃったような小説でした。

どうせなら下りきってほしかった。

良くも悪くも、読者の気持ちを大きく動かせるのだから、平坦なお話よりはよっぽど良いと思いました。

癖になるなあ、

ジェントルマン (講談社文庫)

ジェントルマン (講談社文庫)