膵臓、という字を始めてまじまじと見つめた気がする。すごく難しい漢字だ。

3日前、父の健康診断の結果の紙に初登場した「膵嚢胞」の文字。

疑いがあるので要精密検査
という言葉にはまあ慣れているものの、
膵臓、という響きにはすごく怖いものを感じる。

まあ癌家系だからなあ、と諦めるには早すぎるが、想像は悪いほうに膨らむばかりである。

父の父、つまり祖父が癌で死んだのが50歳。
そして再来週、父は50歳になる。
悲しいことだが、運命的なものを感じずにはいられない。

「太く短く生きる」と豪語していた父も今回ばかりは縮み上がっている。

検査して正確な結果が出るには、少なくとも一ヶ月はかかるだろう。


もう少し元気でいてもらわないと困る。